2004-02-28から1日間の記事一覧

#20-4.地雷原を駆け抜けて

巽 ところで、今月は2月20日から坂手洋二脚本になる燐光群の新作「だるまさんがころんだ」が公開されていますが、これがとんでもない傑作。 「白鯨」「屋根裏」「CVR」を融合したかのような、少なくともわたしが評価する坂手演劇の長所を全開した、世界でも…

#20-3.ゴス道のパフォーマンス

巽 このところ、ようやく卒論面接が終わったのでいろいろ足を運べるんですが、ゼミOG依田由布子君が出演した昭和傑作戯曲選(現代制作舎+グループ虎)は、昔なつかしい清水邦夫の戯曲二作をリメイクしたもので、そこにもゴス風味が混ざっていて、ちょっとし…

#20-2. パニック・アメリカーナの余白に

巽 昨年2003年12月のゼミOB会のあと、何とパニカメ史上初の新聞取材を受けることになったんですよ。文化部記者の加藤修さんは毎年10月初めのノーベル賞の季節になると電話をくれて、「ピンチョン、デリーロあたりが受賞したら是非原稿を」という話になるのが…

#20-1. 2003年暮れのサンディエゴ

巽孝之 CPA Monthlyも2000年1月に第一回をスタートして丸四年が経ち、とうとう第20回を迎えました。思い返せば、第一回のテーマは三田周辺が事故多発地帯だということでしたね。風水的にも危ないのではないか、と。当時はわれわれもシャンボール三田に住んで…